第2話 「前進」

 

 

プロジェクトQ(仮) 2回目
ゆみこ:ところで、上の名前・・・私どこかで聞いたような気がするんだけど。
遥:はい。私が検索した結果、「プロジェクトQ」という名称は、すでにABC制作のクイズ番組のタイトルとして使われてます。放送期間はわずか3か月でしたが、クイズそのものを前面に押し出した作りにより、評価は高かったようです。
優子:そっか。じゃあ、同じ名前はまずいわね。ちゃんと敬意を見せなくっちゃ・・・よし、「プロジェクトK(香川)Q」で!
麗子:あんまり変わってないじゃないの!
メグミ:まあ、いいんじゃないかな。いろいろ捻るより分かりやすくてさ。
優子:かっぜのなっかのす〜ばる〜♪
絵里奈:結局歌いたいだけかい。
 
 
優子:じゃあ、2回目の会議を始めます!私が議長さんで、前に書いていきますね。
茜:前にいろいろ書くのって、議長の役目なのかな・・・?
聖子:いいんじゃない?本人は楽しそうだし。
 
メグミ:まずは、必要な項目を全部書き出してみようか。その上で、何を優先的に決めなきゃいけないかを考えよう。
(ということで、項目を書き出すこと3分・・・
優子:・・・はい!下のような感じになりました!
 
・大会の名称
・目的
・日程
・参加資格(定員)
・場所(料金)
・宣伝
・クイズ
・スタッフ
 
麗子:予想はしてたけど、やっぱり多いわね・・・決めなきゃいけないこと。
 
・目的
メグミ:まずはこれだな。これを決めないと、みんなが1つの方向に向いていかないし。
優子:はい。じゃあ・・・えっと、楠木さんが先月言ってたのは・・・
聖子:私なりにまとめると、「クイズを楽しんでもらえる場所を作る」かしら・・・
百合子:まぁ、今の高校生クイズへのアンチテーゼとも言えるけど。
優子:あ!それいいですね。書き書き・・・
アクア:書くんですね・・・
みゆき:「強くなる」とか、「最強を決める」というのは、入れますか?
ゆみこ:それは・・・今回はなくていいと思う。一応大会というスタンスを取るから、優勝者は決めなきゃいけないと思うけど、それがメインじゃないから。クイズの楽しさをみんなに伝えることが、第一目標だもの。
聖子:そうね。そもそもこの場に、クイズ強くなりたいからここに来てるっていう人、いる?
一同:!!
・・・・・・・・・
優子:・・・私は、ここでクイズやるのが楽しいから、ここに来てる。たとえ難しい問題じゃなくても、いっぱい答えて、いっぱい答えてもらって、喜んでもらえる・・・
アクア:はい。私も楽しいです。そういう場所があることを、多くの人に知ってもらいたいです!
絵里奈:決まりやな。しかしそこの2人、熱すぎ。あとでええ小児科紹介したるから。
優子:なんで小児科なんですかっ!?
麗子:ツッコミどころはそこじゃないでしょ・・・
 
・スタッフ
麗子:これは、私達全員でいいわね。
優子:はーい。異議なし、っと。書き書き・・・
聖子:状況によってはボランティア募ることになるかもしれないけど、たぶん大丈夫でしょ。
 
・参加資格(定員)
優子:ぴんぽんぱんぽーん♪
参加資格については、現時点でのものを発表するだけで次にいっちゃいますね。
麗子:誰に言ってるのよ・・・
遥:こほん・・・では、私から。
今大会の参加資格は、「現在香川県の学校に在籍している、高校生以下の生徒」です。ただし、高専の4年生以上は、この中に含みません。よって、高校生クイズ企画と銘打ってはいますが、中学生も参加可能です。
聖子:あと、何人集まるか分からないけど・・・定員をかけて参加者を切るというのはやめましょう。切ったら、「クイズを楽しめる場所」という趣旨に反するわ。
茜:そうですね。1人でも多くの人に参加してほしいです!
まや:申込方法はどうしますか?やっぱり、エントリーフォームが簡単でいいと思います!
優子:うっ!(思わず仰け反る)
聖子:そうね。ハガキと併用してもいいけど、今の高校生ってハガキ書かないと思うし・・・
メグミ:アタック25の受付も今はエントリーフォームだし、ほぼ決まりかな。
優子:う・・・やったことないけど、頑張って作ってみます・・・(汗)
 
・日程
優子:前回、「開催は3月」という話が出ましたけど・・・
聖子:学生には定期テストがあるから。期末が終わったぐらいがちょうどいいんじゃない?
まや:具体的には、やっぱり日曜日ですよね。えっと、カレンダーは・・・
澪:用意しております。皆様、こちらをどうぞ。
メグミ:おっ、サンキュー。どれどれ・・・3月の日曜日は、3日、10日、17日、24日、31日だな。
アクア:淵崎さん、高校入試があるのって、いつですか?
絵里奈:なんでウチに聞くねん・・・えっと、例年3月の2週目ぐらいやけど。ちょっと待ってな、調べるから・・・あ、あった。今年度の一般選抜は学力試験が12日(火)で、面接が13日(水)や。
ゆみこ:平日だったのね・・・
メグミ:そんなことも忘れてたな、アタシ達・・・
聖子:こらそこ、顔を見合わせて嘆かない。
聖子:各人の都合にもよるわね・・・我々が来れないような日では大会が成り立たないから。
アクア:半年先の日程・・・は、まだ分からないです。
優子:となると、とりあえず保留・・・ですね。
 
・場所
【選択肢 いつもの場所(詳しくは、HP内の地図を参照のこと)か、街中か】
 
アクア:ここでもいいですけど、できたら高校生が来やすい、交通の便が良いところがいいですね。
ゆみこ:ここでやる利点は、場所を借りるのにお金がかからないってことなんだけど・・・そのあたりはどうなの?
メグミ:アタシは、参加する高校生からお金を取るっていうのは反対だな。アタシ達が足場を作る、いわば奉仕の精神でやりたいんだよ。
優子:私も反対に賛成!・・・えっと、全員挙手ということで、参加費無料というのは書いておきましょう、っと。
茜:そうすると、もし街中で会場借りるとなったら、自腹かぁ・・・お金、いくらぐらいかかるんですか?
澪:そう言うと思い、用意しました・・・どうぞ。
まや:おお!これは高松駅前の巨大施設、サ○ポートとテ○サの料金表!
メグミ:説明的な台詞だけど、この場面では仕方ないか。
絵里奈:それよりこれ、伏せ字でなくてもええんとちゃう?
聖子:これがあると、具体的な金額が分かっていいわね。30人の部屋でこのくらい・・・これなら、このメンバーで割れば何とかなるんじゃない?
まや:30人の部屋を借りるんですか?もし、それ以上参加者が来たら?
絵里奈:それは、人数制限を・・・あ、ちゃう。それだと上と矛盾するか。
ゆみこ:部屋を借りるにもお金がかかりますから、無尽蔵に借りるわけにもいかないし・・・澪さん、これ、部屋の仮押さえってできるのかしら?
澪:!・・・私としたことが・・・申しわけございません。次回までに確認しておきます。
聖子:頼むわね・・・じゃあ、これもそれ待ちで、保留にしておきましょう。
 
・宣伝
優子:ここは、いろんな案が出て、かなり大変であることが分かりました。宣伝用ポスターも、業者に頼んだ場合とんでもない額になるというのが分かり・・・
麗子:手書きよ、手書き。家庭用プリンタかコンビニで印刷よ!
アクア:あの・・・お二人とも、どちらを向いて・・・?
絵里奈:ええんやアクア。あれはあれで。
ゆみこ:あとは、ネットでの宣伝と・・・あ、そうだ。ゲーセンにポスター貼れない?
優子:あ、それいいかも!交渉してみましょう。ねっ、麗子ちゃん!
麗子:なんで私を巻き込むのよ・・・
 
・クイズ
優子:さあ!いよいよ肝心の・・・
みゆき:あの・・・これは、優先順位として後回しでもいいのでは?
ゆみこ:そうね。だって、クイズをやるんでしょ?それはもう、決まってることなんだから。
優子:は、はい!クイズやります!書き書き・・・
メグミ:とはいえ、何時から何時までやるかは決めておかないか?部屋借りる都合もあるし。
絵里奈:あ、せやな。えっと・・・(料金表を見直す)午後だけ借りるとしたら、13時から17時か〜。
百合子:4時間は短いでしょ。
聖子:ということは、9時から借りるってことね。まあ、場所を押さえておけば始めるのは10時でも11時でもいいし。
まや:ペーパーテストは、やるんですか?
ゆみこ:参加人数にもよるけど・・・私はペーパーを絶対にやらなきゃいけないということは無いと思うの。実力を計る方法は、他にもいろいろあるはずよ。
 
 
・次回へ向けて
優子:あ、もうこんな時間・・・今日はここまでにしましょうか。
メグミ:だな。次回までの宿題として、各自大会の名称を考えておくこと!あと、できる人はポスターのデザインもな。
 
 

 

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