コラム第28話 「優子の視点で送る、第12回四国クイズプレイヤー選手権」

 

※当日の曖昧な記憶と、多少の妄想が入り混じっており、問題文等の細かな差異があるとは思いますが、ご了承ください。

 

2014年 5月4日
高速バスで、愛媛にとーちゃく!路面電車であっという間に会場の近くまで来ちゃった。まだ開始まで80分もある……いつものことだけど、私って過剰なぐらい時間厳守しちゃうのよね。えっへん!
とはいえ、せっかくだし何か食べてから入ろうかな。えっと、この近くにお店は……
う、うどん屋しか無い!しかもお店の外で待ってる人もいるし……なんで香川県人なのに、他の県まで来て並んでうどん食べなきゃいけないの?
……いいか、無理して食べなくて。ちょっと早いけど、会場入りしちゃえ。うどん屋を離れ、会場へと歩き始める。すると……
ブブーーー!
ひゃあ!後ろから来た車にクラクション鳴らされた!パワーウィンドウが下がっていくよー。遠征先でトラブルに巻き込まれて、連れ去られる薄幸の美少女、優子……ヘルプミー!!

「よっ、優子ちゃん。今日はよろしく!」
…………さっ、最年長さんかっ!(ぽかっ)いったーい!

麗子:なにが薄幸の美少女なのよ……
絵里奈:毎月の例会で見とる車やんけ。

うう、時空を超えてツッコミを入れられた……最年長さんの車は、私を追い越し会場へ。わー!待って待って!慌てて追いかける私。駐車場のところで追いつき、改めてごあいさつ。
「おはようございます!こちらこそよろしくお願いします。」
2人揃って会場入り!やっぱり1人だと寂しいもんね。よかったー。

アクア:あの……このお話での麻生さんの立ち位置が、なんだか不思議なのですが……
聖子:まあ、そのあたりは各自の想像力で補ってもらうということでいいんじゃない?

今大会が行われるのは、建物の3階。エレベーターで上がり、案内図を頼りに一直線に会場へ。
「「おはようございます!」」
中をのぞくと、今大会の主催者である「たま駅員」さん達が急ピッチで会場の設営をしてた。前回大会でも入口で止められた経験を踏まえ、とりあえずあいさつだけしてロビーの椅子に座って待つことにする。
「優子ちゃん、問題解く?」
最年長さんが、昨日買ったという問題集を見せてくれる。うっ!全然分からない……やっぱりこのぐらいのが解けないと、大会では厳しいのかな。

「お待たせしました!今から受付を行います。」
係員の「愛Q会長」さんに呼ばれ、立ち上がる私たち。受付で参加料の支払いを済ませ、会場入り!

「おはようございます。お久しぶりです。」
「お、おはようございます。」
その後、赤備えさん、ド素人さん、元負け犬さん、帰還者斗桝さん、とりにくさんと相次いでやってくる。いつものメンバーがいるのって、心強いな……あ、メール来た。Gunさんから……なんだろ。

『今道後温泉の駅にいますが、市内電車が故障しました』
……了解。まだ時間もあるし、間に合うでしょ。

絵里奈:ええんかい!それで!?
百合子:恒例行事みたいになってるわね……

結局、Gunさんは開始15分前に余裕の会場入り。これでエントリーしたSQUIZメンバーは全員揃ったわ。今回も8人か〜。前回はこれで「最大派閥」だったけど、今回は愛媛の『愛Q』さんが9人で最大。徳島の『AQUA』さんと、高知の『TOPIQS』さんは……ま、いっか。

「皆様、お忙しい中よくお越しくださいました!」
時間となり、たま駅員さんの開会宣言で大会が始まる。第1ランドのペーパーテストも終わり(ぽかっ)いったーい!もう2度も殴られた〜!

麗子:あんたがさらっと流そうとするからでしょうが。
ゆみこ:まあ、筆記が苦手の優子ちゃんが流したくなる気持ちも分からなくはないけどね……

うう……はい、筆記は自己採点で30点中13点でしたよ。惨敗ですよ。こんなに択一問題のカンが外れるのって、久々だったかも。

絵里奈:それ以前に、問題読み飛ばしでの凡ミスを2つもしとるやんけ。
みゆき:…事前に勉強してた、ローマ法王の名前を間違えたのは、ちょっと笑えない……

ううっ!じ、時間を巻き戻したい……きゅう。


茜:あ、麻生さんの魂が抜けました〜〜!
まや:ど、どうしましょう?これ、どうしましょう!?
絵里奈:しゃーないな……こうなったら奥の手や!桜井はん、一時的に優子の中に入って!
ゆみこ:ええっ!そ、そんなことできるはずが……
絵里奈:ほわあああっ!奥義・淵崎、必殺拳!
透子:(!淵崎さんの後ろに、なんだかぽわーんとしたものが……あれは、誰?)
ゆみこ:きゃああああああああああ!!


……はっ!こ、ここは……?
「優子ちゃん?まだ寝るには早いよ。これから第2ラウンドだから、頑張ろう。」
え……最年長さん?私が最年長さんの横に座ってる……ってことは、私が優子ちゃんになってるの!?


アクア:(よ、よかった……上手くいきましたね。)
絵里奈:(優子の意識が戻ってくるまでの一時的な措置や。しばらくは桜井はんに頑張ってもらお。)


……ま、いっか。せっかくだし楽しまなきゃ。
「第2ラウンドは、1対1タイマンクイズです。くじで抽選を行い、1番の人と2番の人が対決、2番の人と3番の人が対決……最後の人と1番の人が対決、という風にして、1人2試合行います。形式は1〇1×です。」
なるほど、運の要素も強そう。早速抽選が行われ、1番になったのはGunさん。
「じゃあ、次は避けたいですね。」
「ですね。」
強敵なのもあるけど、できればこういった大会でSQUIZ同士の対決は避けたいところ。最年長さんとそんなトークをしつつ、出番を待つ。

「11番、ラージミドルさん。」
たま駅員さんが、くじを読み上げていく。SQUIZメンバー以外でできれば避けたいのが、徳島のラージミドルさんと高知のMANUさん。単純に強いし。
「じゃあ、12番は呼ばれたくないですね。」
「優子ちゃん、そんなこと言ってると、来たりするんですよ。」
と、前に座っている赤備えさんが言う。でも、私はマーフィーの法則っぽいのってあまり信じないし……
「12番、麻生優子さん。」
のわっ!!マジで!?うわちゃー、いきなり大変なところに当たった……優子ちゃんの意識を取り戻させて、私は逃げようかな……でも、どうやって?その方法が分かんない……結局やるしかないみたいね。席を立ち、1問勝負の対決に向かう。ここまでの出題傾向からみると、あまり難しい問題は出てない。解答権を取れればなんとかなるかも。噛み倒しの自己紹介の後、問題。
Q『今年で発売10周年。このゲームをプレイすることを「狩り」とも言う/〜』
ポーン♪
や、やった!
「モンスターハンター!」
(ピンポンピンポン)
得意分野だったとはいえ、ラージミドルさんに勝利!今日はいいことあるかも。
次の問題も「IOC会長」の「バッハ」を取り、2連勝!私の役目をきっちりと果たし、戻り際、とりにくさんとハイタッチを交わし……


……あ、あれ?ここは誰?私はどこ?
「どしたの?突然古典的なネタを放り込んでくるなんて。」
あ、最年長さん。そうだ、私四国クイズプレイヤー選手権に参加してるんだった。次は……第3ラウンド?よし、気を取り直して頑張るぞ!


メグミ:よっ。おつかれさん。
ゆみこ:ふぅ……ちゃんと戻ってこれたみたい。あとは優子ちゃんの復調を祈るばかりだけど……


第3ラウンドは、コース別早押し。2〇1×で、抜けた順から高ポイントが入る。受付時に「文系」「理系」「芸術」「スポーツ」の4ジャンルが提示され、エントリー順から優先的に枠に入れる。私の第1希望は、芸能やアニメ問題が含まれていることを信じて、芸術。スポーツでもよかったけど、たぶんプロレス問題って入ってないだろうし。
幸い私の希望は通り、芸術コースに入れることに。参加者は7名……
クイズが始まると、何も答えられないまま3問消化。うーん、今日はだめかも。と思った矢先……
Q『日本での公演回数1位/〜』
やった!キャッツを抜いてライオンキングが1位になったっていうのは、これまで何度も出てきたし、間違いないでしょ。
「ライオンキング!」
よし!やっと初日が出た感じ。すると、急に流れが向いてきたのか、次の問題で……
Q『弘兼憲史の漫画・島耕作シリーズの主人公、島耕作の名前のもとになっている……』
あれ?これってSQUIZ例会で赤備えさんが出した問題じゃない?あの時は、『名字の島は島左近ですが、名前の耕作は……』っていう流れだったから、こう来たら……
『……加山雄三の/〜』
弾耕作!!
正面に思いっきり指をさし、会場に響く声で解答!これで外れてたら超カッコ悪いな〜、と思いつつも、聞こえてきたのは正解音。まさかの一抜けに、テンションMAX!


第4ラウンドは、これまたコース別。受付時に謎の4コースが提示され、その中から選ぶ。私の第1希望は、「四分割」。ヒントでピント形式のクイズは何度も出したし、そんなのだったらいいな……と思って解答席についた私を待っていたのは……

ボードとペン!!

絵里奈:アカン〜〜〜!
ゆみこ:ほんの少し前、「優子ちゃんが筆記苦手」って言ったばかりなのに……

うう……というわけで、予想通りの惨敗でした。ここからはしばらく、私のひどい解答を笑ってやってください。

・神宮球場の「神宮」とは?という問題に、「熱田神宮」と答える
・「法律」と「法隆寺」というキーワードだけ見て、「憲法十七条」と答える
・「キログラム」を漢字で書くと?という問題に「瓦」と答える
・「PM2.5」のPMが何だったかを思い出せない
・「大人AKB」というキーワードに、何も出てこない

麗子:特に、「PM2.5」の問題は、広島大学のかたからいただいた問題集に載ってたにもかかわらず忘れたのよね……
みゆき:……ちょっと、笑えないです……(本日2回目)


第5ラウンドは、団体戦!4チーム対抗戦で、早押し10問×4ピリオドでの合計点数を競う。
で、私は……

ランプを1度もつけることなく、つつがなく担当の1ピリオド10問終了!

あれ?流れ変わったかな……「固い問題」が多かったけど、こんなに押せないなんて。

澪:麻生さんは、前回大会の団体戦でも似たような結果を残してます……くくっ。
遥:仲間がいると、プレッシャーがかかるのでしょうか……おかしな体質ですね。


準決勝は、恒例のステップラダー!負けたらそれまでのノックアウト制なうえに、×が厳しいのが特徴。今回私は17位なので、第2ステップから参加。10人中3人しか通過できない狭き門……2〇1×だけど、果敢にいかなきゃ。
Q『これまでの戦隊シリーズとは違い、メンバーの色が固定されていない/〜』
ちょっと確定まで早いかな、と思ったけど、状況が状況だし、攻めないと。これで違ってたら、もう仕方ないと割り切って……
「烈車戦隊トッキュウジャー!」
すぐさま正解音が鳴らされる。ほっ、と一息……でも、他の人も正解を出し続け、枠はあっという間に残り1枠に。さらにリーチが私を含め2人となり、勝負どころに。そして……
Q『オペラ・蝶々夫人や、トゥーランドットが初演された、イタ/リア〜」
押せ……てない!「スカラ座」を答えられ、脱落が決定……しばらく机に突っ伏す。

こうして、私の大会は終わった。前回大会よりも後退しちゃったけど、実力的にはこんなものかな。もっとボタン押したかったけど、楽しかったからいっか。
またこういう大会があったら、参加したいです!その時は呼んでね!

アクア:ところで、用意した同人誌はどうなったんですか?
優子:うん。全部なくなった!
麗子:それで昨日から上機嫌なのね……

 

 

  

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