コラム第10話

「なぜ、香川の高校にはクイズ研究会がないのか」

 

 
 
優子:本日の議題は、これです!(ばばーん!と、前の黒板を叩く)今後のクイズ界のために、忌憚のない意見をぶつけましょう!
麗子:・・・このパターンも3度目ね・・・
絵里奈:3度目にして、えらくローカルな話題に鞍替えしたもんやな・・・
 
 
遥:2012年8月現在、香川県の高校には「クイズ部」「クイズ研究会」なるものが存在しません。ネットであらゆる情報が飛び交う今の時代に、どこの情報網を辿ってもその存在に辿り着かないのは、もはや存在しないと言い切っていいと思います。
 
優子:ぴんぽんぱんぽ〜ん♪
もし存在するのであれば、即刻この記事まるごと消して、そのアピール記事に差し替えますので、ご一報くださいねっ。
 
透子:ちなみに、これは香川県に限ったことではないのです。四国にある高校の中で、「クイ研」が存在するのは徳島県だけと言われてます。
アクア:クイズをしたくても、やる環境が乏しい・・・それが、四国の現状です。
 
 
【高校生クイズ2012・予選を観て】
遥:日本テレビの系列局・西日本放送(RNC)では、カバーしている範囲の都合上、香川と岡山の予選が放送されます。そして、この2つの予選・早押しクイズを見比べると、はっきりとレベルの違いが分かります。
メグミ:押しのスピード・・・いや、それ以前にポイント押しの的確さが全然違うもんな。
ゆみこ:問題自体のレベルも、岡山のほうが難しかったわよ。これじゃあ日本テレビ側が、高校生のレベルを見て問題を出してるって思われても仕方ないわ。
百合子:東京予選の問題は、さらに難問よ。まるで「強豪校が勝ちやすいような問題」を意識して作ってるかのようね・・・ふふっ。
絵里奈:あくまで噂やで、噂。「巨人びいきの審判」と同じぐらいの都市伝説や。
 
 【大人の壁】
優子:淵崎さん!私には、高校生クイズの明るい未来が見えません!
一同:・・・・・・
優子:あ、あれ?みんなどうしたの?
月葉:あ、あの・・・突然KENSOさんのモノマネを放り込んできても、皆さん驚くだけだと思うのですが・・・
優子:ふみーん。だって、誰かがフォローしなくちゃいけないもん・・・
絵里奈:ふむ・・・なら、ウチもちょっと乗っかるか。「まあ、それはそれとして。」
遥:少し脱線はしましたが、これが「クイ研」のある地域と無い地域のはっきりとした「差」です。テレビ局の勝手な都合はともかく、その点については真摯に受け止めなければいけません。
まや:やっぱり、香川の高校にもクイ研が必要ですよ!
ゆみこ:そうですね。レベルアップのためには、それが一番手っ取り早いと思います。
メグミ:高校野球だってそうだもんな。やっぱり野球部のあるところと無いところじゃ、はっきり差が出るよ。
絵里奈:・・・と、ここまでのことを考えとる高校生は、いっぱいおると思うんや。
アクア:え・・・淵崎さん・・・?
百合子:そんな熱意をもって「クイ研」を立ち上げよう!としている高校生に、学校側の決まり文句が降りそそぐのよね・・・
 
実績のないものを、当校のクラブ活動として認めるわけにはいかない
 
っていう。
一同:あ・・・
麗子:この言葉自体にも問題があるわね。どこのクラブだって、最初は実績なんて無いに決まってるじゃない。
絵里奈:せやな。ま、あえて大人の事情を代弁させてもらうと、「下手に部活増やして余計な予算渡したくない」ってとこや。あと、顧問増やさなあかんし。
聖子:そんな「倹約」をすることが、自分たちのためになると思ってるのかしら・・・
絵里奈:で、本気でクイズやりたいと思ってる高校生は、結局県外に流れる。
メグミ:そこまで高校野球と同じなのか・・・
 
優子:でも、香川の高校にもきっと理解のある先生はいるはずです!クイズをやりたい高校生のみなさん、自分たちの高校に新たな部活の申請をしてみましょう!
麗子:・・・そうね。やらずに諦めるのは、よくないわ。
 
 
【予算と技術の壁】
遥:理解のある大人がいたとしても、また別の障害があります。
1.予算が少なく、早押し機が買えない
2.指導者がいない
 
メグミ:1は、漫画「ナナマルサンバツ」でも取り上げられたことだよな。電卓を早押し機がわりに使って・・・今ならパソコンのキーボードなんかも使えるな。
アクア:あ!いいですね。それなら多くの人数に対応できそうです。
ゆみこ:でも、文化祭なんかでイベントするとき、電卓やキーボードっていうのもちょっとね・・・やっぱり、ちゃんとしたのが欲しいかな。
聖子:理工学部の学生に知り合いがいれば、作ってもらうという手もあるわね。
茜:なるほど!早速「ロボコン」に出てるような学校を、リストアップしてみます。
 
絵里奈:2は、もっと厄介やで。特に四国はプレイヤーが少ない=指導者も少ないわけやし。
百合子:本州から呼びます?・・・うどんぐらいしかおごってあげられないけど。
優子:私、やってみようかな・・・うん、やってみる!
麗子:呼んでくれるところがあればいいけどね・・・
 
 

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